日曜洋画劇場「ホーンティング」
(1999年アメリカ)▽恐怖の館で美女絶叫!!家族でスリラー体験
ホーンティング◇99年、米。リリ・テーラー。のろわれた屋敷に集まった人々が恐怖の体験をする。ヤン・デ・ボン監督。かつて、実業家が生まれてくる子供と妻のために建造した豪邸"ヒルハウス"。立て続けに起きた悲劇と不吉なうわさのため、長年住む者がいなかった。恐怖をテーマにした本の執筆を考えていた科学者のマロー(リーアム・ニーソン)は、その屋敷を舞台に実験を試みる。ヒルハウスに数人の男女を呼び集め、屋敷の忌まわしい歴史を伝え、睡眠障害の研究のためと説明してひそかに彼らを観察するというものだった。屋敷に集められたネル(テーラー)らは、やがて恐怖の体験をする。
ヤン・デ・ボン, リリ・テーラー, リーアム・ニーソン, キャサリン・ゼタ・ジョーンズ, オーウェン・ウィルソン, 高乃麗, 青森伸, 日野由利加, 横堀悦夫
丘の上にひっそりとたたずむ呪われた館、ヒル・ハウス。
そこは130年前、織物業で成功した実業家ヒュー・クレインが妻と生まれぬ子供たちのために建てた館だった。だが、次々と悲劇の死がつきまとい、長い年月の間に語り継がれた不吉な噂のせいで人が住むことはなかった。
それから約100年が過ぎた今、デビッド・マロー教授(リーアム・ニースン)は、館にまつわる話に興味を持ち、恐怖をテーマにした本の執筆を考えていた。
科学者である彼は、科学で説明できないことなどないと考え、霊の存在を信じていなかった。彼はヒル・ハウスに数人の男女を呼び集め、館の忌まわしい歴史を半分ほど伝え、睡眠障害の研究のためと説明し、密かに彼らを観察するというものだった。
数日後、個々に館を訪れた者たちは、待ち構えていた管理のダドリー夫妻(ブルース・ダーン&マリアン・セルデス)の不気味な存在に驚かされる。テオ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、溢れんばかりの活気に満ちた美人で、どこか虚勢をはっていた。ルーク(オーウェン・ウイルソン)は、不遜なユーモアをもたらす皮肉屋で、マロー教授の研究が睡眠とは何も関係がないことを最初に疑いだす。ネルが神経過敏な女性で、館に一歩入った瞬間から、その異様な空気を肌で感じていた。
大地に根を張るように直立するヒル・ハウスの何もかもが、普通の建物とは異なっていた。そして、真夜中になると異変が始まった。ドアを叩く大音響、急激に下がる室温、出現する血の足跡、子供の囁き声などの予期せぬ恐怖にネルとテオは打ちのめされる。
それ以降、館の霊たちは恐ろしい姿を現し始める。それは、館に彼らが滞在することを拒むかのようだった。そして、ここで一夜を過ごし、生きて出たものは誰もないと警告するようだった。ネルは誰よりも霊体に接触され続けていたが、まだマローの実験を強く信じ、彼を信頼していた。テオやルークは悪夢とも幻覚ともつかぬ恐怖体験に苛立ちを増し、科学者であるマローでさえ冷静さを欠き始めていた。やがて、ヒル・ハウスを出ることを望む声が出た頃、怪異現象は激しさを増す。そして、その恐ろしいパワーは、ネルが地下へと続く隠し部屋を発見し、恐ろしく忌まわしい呪われた館が明らかになると同時に頂点へ達した。一同は身の危険を感じて館からの脱出を試みるが、それは既に手遅れであることに気づくのだった。
■監督
ヤン・デ・ボン
■製作
スーザン・アーノルド
ドナ・ロス
コリン・ウィルソン
■製作総指揮
ヤン・デ・ボン
■原作
シャーリー・ジャクソン
■脚本
デイヴィッド・セルフ
■撮影
カール・ウォルター・リンデンローブ
■音楽
ジェリー・ゴールドスミス
■出演
『ネル』
リリ・テイラー(高乃 麗)
『セオ』
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(日野由利加)
『マロー教授』
リーアム・ニーソン(青森伸)
『ルーク』
オーウェン・ウィルソン(横堀悦夫)
『管理人ダドリー』
ブルース・ダーン(糸博)
『ダドリー夫人』
マリアン・セルデス(竹口安芸子)
『メアリー』
アリックス・コロムゼイ(滝沢久美子)
『トッド』
トッド・フィールド(大川透)
『ジェーン』
ヴァージニア・マドセン(高島雅羅)
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