日曜洋画劇場 「パニックルーム」
密室バトル・アクション!「パニック・ルーム」とは緊急避難用の隠された部屋。ジョディ・フォスターが「フライトプラン」に続き最強の母を演じる!
ニューヨーク市内の高級タウンハウス。そこには分厚いコンクリートの壁と鋼鉄製の厚い扉で囲まれた小部屋パニック・ルームがある。家中を映し出すモニターや独立した換気装置。決して中に入れないのがパニック・ルーム。迫り来る残忍な強盗に対し、立てこもった母子の運命は!?
ニューヨーク・マンハッタンの高級住宅地。離婚したばかりのメグ(ジョディ・フォスター)は、10歳の娘、サラ(クリステン・スチュワート)を連れて、不動産屋のリンチ(アン・マグナソン)とカーランダー(イアン・ブキャナン)に案内され、新しい引越し先の下見に出掛けた。案内されたタウンハウスは4階建て、エレベーターつき。しかし、それだけでなくある秘密の部屋が設置されていた。それは“パニック・ルーム”。緊急時の避難用スペースとして設計され、4000ポンドの鋼鉄のフレームと2トンのコンクリートで固められた部屋だった。そこには換気装置が完備され、非常用の物資もふんだんに備蓄されていた。赤外線センサーによって自動的に開閉するドアには、頑丈なデッドボルト。窓はなく、内部から16台の監視カメラで家中全体をモニターできるシステムとなっていた…。
引越しの手続きを済ませ、母子の新たな生活が始まったその晩、事件は起こった。バーナム(フォレスト・ウィティカー)、ジュニア(ジャレッド・レト)、そしてラウール(ドワイト・ヨーカム)の3人の男たちが邸内に忍び込んできたのである。実はその家はさる金融界の大富豪が遺した屋敷だったが、その富豪の死後、遺族の間で遺産の相続争いが起きていた。遺族の1人であり、遺産配分に不満を抱えていたジュニアが、ギャンブル中毒で多額の借金返済に追われ、家族にも見捨てられていた"パニック・ルーム"の設計者バーナムをそそのかし、その部屋の内部に隠されたと目される遺産を盗みにきたのだった。バーナムは、ジュニアが飛び入りで参加させた正体不明のラウールに不信感を抱きつつも、計画に乗るしかなかった。"第三者保管期間"であり空き家と踏んで押し入った3人は、4階にはサラが、3階にはメグが眠っていることを知り、激しく動揺する。意見が対立し、いがみ合う3人の侵入者たち。そんな中、異変に気付いたのはメグだった。邸内を徘徊する3人の侵入者をモニターで確認したメグは、階上へ上がってサラを抱きかかえ、密かに逃げようと試みる。しかし3人に発見され、追い詰められた母子は間一髪、"パニック・ルーム"へと駆け込んで、難を逃れる。
メグは室内の電話で警察への通報を試みるが、未接続のために連絡ができない。しかし、邸内マイクを通じて侵入者たちへ、警察へ通報したから早く出て行けと警告する。だが、電話が未接続であることを感づいている男たちは、逆にモニター画面を通じてメグたちに部屋から出てくるように脅迫してきた。ハンマーで部屋の外壁を叩き壊し続けながらしかし、このままでは埒が明かないと猛り狂ったジュニアは、プロパンガスのホースを換気口へ突っ込むと、バーナムの制止も聞かず、バルブを開いて密室内へとガスを送り始めた。ガスの匂いに気付いたメグは、ビニールテープで換気口を塞ごうと試みるが、完全に塞ぎ切ることができない。メグは危険な賭けに出た。備え付けの防火布をサラに巻きつけると、自分はコンロ着火器具を換気口に突っ込みスイッチを押した。弾き出された火花はガスに引火、誘爆の炎は室内に渦巻き、さらには室外のジュニアにも襲いかかり大火傷を負わせた。
辛くも危機を脱したメグだったが、娘の身体の急変に再び窮地に追い込まれた。糖尿病を患っているサラは、一定時間内にインシュリンの注射をしないと命が危ない。しかし、注射器は部屋の外。状況が好転せず、さらに対立を深めて罵り合う男たちの隙を突いて、メグは部屋を抜け出し、注射器が置いてある娘の部屋へと向かう。男たちと母娘の対決はクライマックスを迎えようとしていた。
■監 督
デビッド・フィンチャー
■製 作
ギャビン・ボロン
ジュディ・ホフランド
デビッド・コープ
シーアン・チャフィン
■脚 本
デビッド・コープ
■撮 影
コンラッド・ダブリュー・ホール
ダリウス・コンディ
■音 楽
ハワード・ショア
■美 術
アーサー・マックス
■衣 装
マイケル・カプラン
■出 演
『メグ』
ジョディ・フォスター(深見梨加)
『バーナム』
フォレスト・ウィテカー(塩屋浩三)
『ラウール』
ドワイト・ヨーカム(青山穣)
『ジュニア』
ジャレッド・レト(高木渉)
『サラ』
クリステン・スチュワート(矢島晶子)
『スティーブン』
パトリック・ボーショウ(稲垣隆史)
『リンチ』
アン・マグナソン(宮寺智子)
『カーランダー』
イアン・ブキャナン(有本欽隆)
『キーニー』
ポール・シュルツェ(咲野俊介)
咲野俊介
山野井仁
引田有美
上田陽司
見たの二回目だけどやっぱり面白かった。
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