金曜ロードショー「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」
(1996年ルパン三世製作委員会)▽ファン必見!伝説の映画で一味違うルパン
ルパン三世DEADORALIVE◇96年、ルパン三世製作委員会。声・栗田貫一。謎の財宝が隠されている漂流島に乗り込むルパン三世の活躍を描く。モンキー・パンチ監督。ルパン(栗田)は次元(小林清志)、五エ門(井上真樹夫)と、某共和国の王政時代の財宝が眠る漂流島へ潜入した。しかし、財宝の在りかと思われる洞窟(どうくつ)で防御システムが作動し、3人は間一髪で島を脱出。ルパンは財宝の秘密を知るその国の独裁者の娘を誘拐するが、それは銭形警部(納谷悟朗)の命令で変装した秘密工作員のオーリエンダー(高山みなみ)だった。
モンキー・パンチ, 栗田貫一, 小林清志, 井上真樹夫, 増山江威子
【解説・みどころ】
原作者モンキー・パンチが、監督も務めた劇場版第6作が、ルパン生誕40周年の記念すべく2007年の最後の最後に、金曜ロードショーに登場!!!
ちなみに、原作者が監督を務めたのは、ルパンシリーズ初。
1996年に公開された本作品は、栗田貫一に声優が代わってから、2作目。
1995年の「くたばれ!ノストラダムス」から、ルパン役を務めることになったクリカンの声は、11年たった今聞いてみると、非常に初々しい。声を意識して見てみるのも、楽しいかもしれない。
そもそも、ルパン三世が生誕したのは、1967年「WEEKLY (週刊)漫画アクション」にて、連載がスタートした。つまり、ルパンも、もう40歳。漫画連載は、2年ほどで終了しているが、1971年から、テレビシリーズのアニメ版がスタート。その後、目黒祐樹(ルパン)、田中邦衛(次元)伊東四朗(銭形)などによる実写映画化もされている。
劇場版は、全部で6作品。つまり、この作品が、現段階で一番最後に公開された作品になる。
テレビシリーズのルパンは、来年20作品目を迎えるが、これだけ広い世代に浸透しており、なおかつ大人も子供も楽しめる「ルパン三世」は、やはり永遠に不滅。
壮大なスケールで描かれた劇場版だけに、
謎が謎を生む展開は、最後まで全く飽きさせない。
慌ただしい年末に、ルパンワールドに引き込まれてみては、いかが??
【ストーリー】
ズフ共和国、2年前――――王政時代に潰された膨大な財宝を自分のものにしようと考えた首狩り将軍は、軍事クーデターを起こしてズフ国王と王子パニシュを殺害し、国王の側近スパンキーを投獄した。
そして現在―――――ズフ共和国は首狩り将軍の独裁国家となり、街はスラムと化していた。首狩りは財宝のありかはわかっているが、いまだその鍵を開けられずにいた。
その情報を掴んだルパンは、首狩りのコンピューターにハッカーして、財宝のありかを探り出した。財宝は環礁の中央に浮かぶ巨大な漂流島にある。
しかし、これまでも財宝を狙って漂流島に行ったものはいるが、無事に戻れたものは1人もいないという。
早速、ルパンたちは、ジャイロコプターに乗って島に向かった。
そこはまるで巨大な空母が突っ込んだような奇怪な島だった。島には研究所らしき建物があって、そのなかには奇妙な白骨死体が・・・。
3人は建物を出ると、小高く盛り上がった山の洞窟の中へ入った。
いかにも財宝が隠されていそうなその洞窟を進んでいくと、大きな石の扉が現れた。
五エ門が斬鉄剣を抜こうとしたそのとき、防御システムが作動。
壁や床が刃物に変形して、襲ってきた。ルパンたちはなんとか間一髪で島を脱出し、街へと戻る。
首狩りの一人娘エメラが漂流島の財宝の秘密を知っているといううわさを聞いたルパンは、エメラを誘拐するが、誘拐したのはなんと・・・・・。
【キャスト・スタッフ】
< STAFF >
原作・監督 モンキー・パンチ
脚本 柏原寛司
企画 武井英彦
アニメーション監督 矢野博之
絵コンテ・演出 矢野博之、川越淳、篠原俊哉、日巻裕二
キャラクターデザイン 江口摩吏介
メカニカルデザイン 今掛勇絵
作画監督 江口摩吏介
美術 東條俊寿、荒井和浩
撮影 長谷川肇
編集 瀬山武司
メインテーマ 大野雄二
音楽 根岸貴幸
録音監督 加藤敏
音楽監督 鈴木清司
音響効果 糸川幸良
< CAST (声の出演) >
ルパン三世 栗田貫一
石川五エ門 井上真樹夫
次元大介 小林清志
銭形警部 納谷悟朗
峰不二子 増山江威子
首狩り将軍 銀河万丈
オーリエンダー 高山みなみ
クライシス 野沢那智
パニシュ 古谷徹
エメラ 横山智佐
スパンキー 千葉繁
PR