金曜ロードショー 「ホーム・アローン」
昨日まではただの子供・・・でも今夜はちっちゃいが強力なホームセキュリティ!やっぱりおもしろいファミリー・コメディー決定版「ホーム・アローン」
クリスマス休暇でパリに行く事になったマカリスター一家。総勢15人と、家の中は旅の準備で大騒ぎ!ふとした事でみんなを怒らせてしまった末っ子ケビン(マコーレー・カルキン)は、母ケイト(キャサリン・オハラ)に屋根裏に閉じこめられてしまう。翌朝、みんな寝過ごしてしまい、一家は慌てて飛行機へ乗り込んでしまった。一人置き去りにされた小さなケビンは、2人組の強盗から家を守るためにアイディアを駆使して戦うことに!
【解説・みどころ】
ファミリー・コメディーの決定版「ホームアローン」でマコーレー・カルキンが一躍人気者になったのは誰もが知るところ。マカリスター家の末っ子、主役のケビンを演じ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞にもノミネートされた。彼は幼い頃からバレエを習い、「くるみ割り人形」などの舞台に立った経験を持ち、本作だけではなく、続編「ホームアローン2」にも出演している(シリーズ自体は4まであるが、彼の出演は2まで)。その後はトラブル続きの彼だが、2003年「パーティー・モンスター」で9年ぶりに映画復活を果たし、昨年は「Sex and Breakfast(原題)」にも出演した。
それにしても本作の特筆すべき点は「かわいい」点と「痛い」点。
カルキンの実に子供らしいリアクションはかわいいし、フックに吊されてしまった様は一種「萌え」ですらある。しかしかわいいだけの映画ではなく、反撃に出た時の「そこまでやるか!?」級の仕掛けが本当に痛い!氷ですべって転んだり、素足で釘を踏んづけたり、頭の上にアイロンが落ちてきたり・・・日常的な物だけに、思わず顔をしかめてしまうほど痛い(感じがする)!!そういったものに弱い人は要注意。
本作はファミリー・コメディーとは言っているものの、実際他の家族はあまり登場しないのも特徴。母ケイトにキャサリン・オハラ、父ピーターにはジョン・ハード。隣に住む謎多き老人マーリーはロバーツ・ブロッサム、泥棒コンビのハリーにジョー・ペシ、マーブにはダニエル・スターンがふんしている。
クリス・コロンバスの主な監督作は、本作「ホームアローン」はじめ、「ミセス・ダウト」「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「RENT」等。またプロデュース作品も多く、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「ナイトミュージアム」「ファンタスティック・フォー」シリーズなどがあり、脚本では「グーニーズ」や「グレムリン」が挙げられる。多岐にわたり活躍しているので、どこかで見た作品があるのではないだろうか。
なにげに「人生において大事なこと」も言っていたりする本作品。
やんちゃなカルキン君が見られるチャンス!必見です。
【ストーリー】
シカゴに在住するマカリスター家は、明日からクリスマス休暇でパリに行く事になっていた。いとこたちも含めて総勢15人と、家の中は大騒ぎ!末っ子ケビン(マコーレー・カルキン)はみんなの邪魔ばかりして何も準備をしていない。「荷造りすらできない」と誰にも相手にされなくなっていた。その頃、家には金歯の警官が、クリスマス休暇中は空き巣が多いので気をつけるようにと言いに来ていたが、誰も気にとめなかった。
ふとしたことでみんなを怒らせてしまったケビンは、母ケイト(キャサリン・オハラ)に屋根裏に閉じこめられ、ついつい「ママの顔なんて一生見たくない!こんないやな家族、みんな消えてしまえ!!」と言ってしまう。
明くる朝、みんな寝過ごしてしまい家の中はドタバタ騒ぎ。全員準備完了!で急いで飛行機へ乗り込んだ・・・ケビンを一人家に残したまま。機上の母は「何か忘れているような気がする・・・ケビン!」とやっと気がつく。
やっと目覚めたケビン・・・家中探すが人っ子一人いないことが分かると、願いが通じたのだと喜び、やりたい放題。大好きなピザを独り占めするなど、夢にまで見た優雅な一人暮らしを満喫していた・・・しかしその家を二人組の泥棒、ハリー(ジョー・ペシ)とマーブ(ダニエル・スターン)が狙っていた。
パリに着いた家族は急いで家に電話するが、周囲一体休暇で留守ばかり。しかも帰りの便は満席で戻ることすらできない。なんとかポルカバンドの車に乗せてもらえることになったが・・・。
ケビンは泥棒から家を守るべく、ありとあらゆる仕掛けをして家中に施し、間抜けな泥棒二人を待ちかまえる。さぁ、決戦の9時!先制したのはケビンだが・・・。
ケビンは一人で家を守りきれるのか?家族達はちゃんと帰ってこられるのか!?
【キャスト・スタッフ】
< STAFF >
監督 クリス・コロンバス
脚本・製作 ジョン・ヒューズ
製作総指揮 マーク・レビンソン、スコット・ローゼンフェルト、タークィン・ゴッチ
撮影監督 ジュリオ・マカット
プロダクション・デザイン ジョン・ムトー
編集 ラジャ・ゴズネル
衣装デザイン ジェイ・ハーリー
製作補 マーク・ラドクリア
音楽 ジョン・ウィリアムズ
特殊メイクアップ ケニー・マイヤーズ
特殊効果 ビル・パーセル
スタント監督 フレディ・ハイス
< CAST(声の出演) >
ケビン マコーレー・カルキン(矢島晶子)
ハリー ジョー・ペシ(青野武)
マーブ ダニエル・スターン(江原正士)
父ピーター ジョン・ハード(有本欽隆)
母ケイト キャサリン・オハラ(鈴木弘子)
マーリー老人(隣人) ロバーツ・ブロッサム(清川元夢)
長男バズ デビン・ラトリー(高木渉)
次女ミーガン ヒラリー・ウルフ(ならはしみき)
長女リニー アンジェラ・ゴーサルズ(神代知衣)
フランクおじさん ゲリー・バンマン(富田耕生)
ミッチ・マーフィー(向かいの少年) ジェフリー・ワイズマン(渡辺久美子)
片岡富枝
屋良有作
水野優子
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山田妙子
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伊倉一寿 ←警察署の受付
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