金曜ロードショー 「スパイダーマン」
恋に悩み正義に葛藤する普通の青年がある日ヒーローに!?ただのヒーローではない「親愛なる隣人」だからこそ世界中で愛されるスパイダーマン!!
冴えないごく普通の高校3年生ピーター・パーカー。ある日、課外活動でクモの研究所へ行き、遺伝子組み換えのスーパースパイダーに噛まれ、超人的な力を身につける。最初はその力に戸惑う彼だったが、自分の育ての親である伯父の死をきっかけに、愛する人MJや家族を守るため伯父の残した「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉を深く心に刻み込み、正義のためだけに力を使うことを誓うのだった。
出演
トビー・マグワイア キルスティン・ダンスト ウィレム・デフォー ジェームズ・フランコ サム・ライミ 脚本 デヴィット・コープ
スタッフ
サム・ライミ 脚本 デヴィット・コープ
2002年アメリカ
【解説・みどころ】
2007年5月に第3弾を公開し、シリーズ最高観客動員数を記録した「スパイダーマン」シリーズ。すでに3まで通して見ている方も多いと思うが、改めて見ても、普通のヒーロー物にはない人間的な葛藤や苦悩が痛いほど伝わってくる作品であることを再確認できる。だからこそ「親愛なる隣人」として世界中の人々に愛され、超人的だが身近に感じられる所以なのだろう。
今夜お送りする第1弾は、3で迎えた結末の出発点とも言えるストーリー。スパイダーマン生誕40周年を迎えた2002年に公開され、摩天楼を颯爽と飛び回る彼を見て度肝を抜かれた記憶が蘇る。また、本作品を皮切りに、「メン・イン・ブラック2」「X?MEN2」「ファンタスティック・フォー」等々、日本ではあまり馴染みのなかったアメコミヒーロー作品が次々と公開され、その流れは先月公開された「ダークナイト」、また9月公開「アイアンマン」へと受け継がれているとも言えよう。
本作品のもう一つの見所、ピーター、MJ、ハリーの3人の友情と恋を、共感できる等身大のキャラクターに仕上げたのは、ピーター/スパイダーマンにトビー・マグワイア。外見はヒーローだが、中身は悩める人間を見事に演じている。新作としては、日本公開は未定ではあるが、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン出演の全米11月公開の「Brothers(原題)」が挙げられる。
ピーターの事が気になりながらも、ハリーとスパイダーマンに心が揺れる、夢を諦めないメリー・ジェーン(MJ)には、キルスティン・ダンスト。「マリー・アントワネット」で美しい姿を披露してくれたが、実は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」や「ジュマンジ」など数多くの作品に出演しており、「魔女の宅急便」米国版吹替ではキキの声優をつとめている。
そしてハリーにはジェームズ・フランコ。親友・宿敵・恋敵として、立場は違うがピーターと苦悩を共にしている。彼は「メン・イン・ブラック」のトミー・リー・ジョーンズ主演「告発のとき」に出演している。また新作のブラック・コメディ映画「PINEAPPLE EXPRESS(原題)」では、「カンフー・パンダ」のマスター・カマキリの声を担当したセス・ローゲンと共演している。これから期待の若手俳優であることは間違いないだろう。
【ストーリー】
勉強はできるがオクテで冴えない、普通の高校3年生ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)。ある日、課外活動でクモの研究所へ行き、遺伝子組み換えのスーパースパイダーに噛まれてしまう。
翌朝気がつくと、信じられない能力が身についていたピーター。しかし使い慣れない能力を持てあましていた彼は、売られた喧嘩でクラスメイトを打ちのめしてしまう。化け物呼ばわりされた上に、MJ(キルスティン・ダンスト)にも恐ろしい物を見る目で見られてしまった。そこでMJの気をひくために賭け試合に出ることにした彼は、自ら「スパイダーマン」と名乗り見事試合に勝利。しかし約束のファイトマネーは払われずに憮然と事務所を後にする・・・とその時、強盗が事務所に押し入ったが、頭に来ていた彼はそのまま見逃してしまう。しかしその強盗は、外で待っていたベンおじさん(クリフ・ロバートソン)を襲う。ピーターはベン伯父さんにひどいことを言ってしまったことを後悔し、彼の言った「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉を深く心に刻み込み、正義のためだけに力を使うことを誓った。
高校を卒業し、ピーターと親友ハリー(ジェームズ・フランコ)は、ニューヨークで一緒に暮らしていた。そしてスパイダーマンは瞬く間に話題になり、「正義の味方スパイダーマン」と呼ばれるようになっていたが、一部では彼を悪く言う者も存在していた。その頃、ハリーの父であるノーマン・オズボーン(ウィレム・デフォー)は、会社のために未完成の薬を、自ら人体実験を行っていた。そして結果は・・・悪のパワー「グリーンゴブリン」が目覚め、スパイダーマンは捕まってしまう。グリーンゴブリンの要求はただ1つ「仲間になれ」ということだった。
身体能力では勝てないと分かったグリーンゴブリンが次に考えた作戦・・・それは人間の弱さを逆手に取った攻撃だった。スパイダーマンの正体はピーターだと分かった彼は、ピーターの愛する人たちを次々と襲っていった。そしてついにMJにも魔の手が伸び・・・グリーンゴブリンとスパイダーマンの戦いの火蓋が切って落とされた!
手の内を見透かされてしまったスパイダーマン、いやピーターは、グリーンゴブリンから愛する者を守りきることができるのか!?
【スタッフ】
<監督>
サム・ライミ
<製作>
ローラ・ジスキン、イアン・ブライス、アビ・アラド
<製作総指揮>
スタン・リー
<脚本>
デヴィッド・コープ
<撮影>
ドン・バージェス A.S.C.
<美術>
ニール・スピサック
<編集>
ボブ・ムラウスキー、アーサー・コバーン A.C.E.
<衣装デザイン>
ジェームズ・アシェソン
<音楽>
ダニー・エルフマン
<視覚効果スーパーバイザー>
ジョン・ダイクストラ
<特殊効果スーパーバイザー>
ジョン・フレージャー
<スタント・コーディネーター>
ジェフ・ハバースタッド
<アソシエイト・プロデューサー>
グラント・カーティス
【キャスト】
<スパイダーマン/ピーター・パーカー>
トビー・マグワイア(猪野学)
<メリー・ジェーン・ワトソン>
キルスティン・ダンスト(岡寛恵)
<グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン>
ウィレム・デフォー(山路和弘)
<ハリー・オズボーン>
ジェームズ・フランコ(鉄野正豊)
<ベン・パーカー>
クリフ・ロバートソン(勝部演之)
<メイ・パーカー>
ローズマリー・ハリス(谷育子)
<J・ジョナ・ジェイムソン>
J・K・シモンズ(立川三貴)
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