日曜洋画劇場「バイオハザード」
(2002年アメリカ・ドイツ・イギリス合作)▽大ヒットアクション!!戦う美女ブーム過熱
バイオハザード◇02年、米・独ほか合作。ミラ・ジョボビッチ、ミシェル・ロドリゲス。世界中で人気の同名ゲームの映画化。秘密研究所内で開発中のウイルスが流出。ウイルスで人間たちがゾンビ化する。ポール・アンダーソン監督。近未来。巨大企業は"ハイブ"と呼ばれる地下の巨大研究施設で、内密にバイオ兵器の研究を進めていた。だが、研究中のウイルスが何者かの手によって散布されてしまう。ハイブを管理しているコンピューターは施設外への伝染を防ぐために建物を閉鎖。500人以上の研究所員はパニックの中でなすすべなく息絶えていく。やがて調査のために特殊部隊が派遣され、彼らは出入り口付近で倒れていたアリス(ジョボビッチ)を発見。完全に記憶を失っている彼女を連れて、特殊部隊はハイブに侵入する。
ポール・アンダーソン, ミラ・ジョボビッチ, ミシェル・ロドリゲス, エリック・メビウス, ジェームズ・ピュアフォイ, 岡寛恵, 高山みなみ, 内田夕夜, 山路和弘
500名以上が働く研究所で突然、非常警報が作動する。通路は完全に遮断され、ハロンガスが空気中の酸素を奪い、人々は息絶えていった。
一方、古風な洋館で意識を取り戻したアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は記憶を完全に失っていた。静寂を破って飛び込んでくる特殊部隊。彼らは屋敷に潜んでいたマット(エリック・メビウス)という男を捕らえると、アリスに報告を求める。だが、彼女には何のことかわからない。
部隊はアリスとマットを連れて、屋敷の地下に隠されていた列車で"ハイブ"を目指す。途中、車内で気を失っていたスペンス(ジェームズ・ビュアホイ)が発見される。彼もまた記憶を失っていた。部隊長ワン(コリン・サーモン)の説明によれば、ハイブとは巨大企業アンブレラ・コーポレーションが地下に作った巨大な秘密研究所で、地上の洋館はその非常用入口、アリスとスペンスはその防衛要員だったという。だが、緊急事態が発生し、神経ガスが送り込まれたため、2人は記憶を失ったというのだ。
部隊はハイブ内部に進入する。そこはあの惨劇の現場だった。ハイブのメインコンピュータ"レッドクイーン"が研究所を封鎖し、所員全員を抹殺したのは5時間前のこと。危険な殺人鬼と化したクイーンを停止させることが部隊の任務だった。
不意にクイーンの防衛システムが作動する。カプラン(マーティン・クルーズ)が罠だと気づいた時は、すでにワンと3人の部下が通路に閉じ込められた後だった。レーザーの餌食になるワン。カプランは動揺しながらも何とかクイーンをシャットダウンする。だが、ハイブの動力源をダウンさせたことで、すべてのドアロックが解除されてしまった。そこからはおぞましき者たちが解き放されていく。
標本室に残っていたレイン(ミシェル・ロドリゲス)とJ.D.(バスクエール・アリアルディ)のところに戻ったアリスは信じられない光景を目にする。死んだはずの所員たちがアンデッドとなって襲撃してきたのだ。あっという間にJ.D.が彼らの集団にのみ込まれてしまう。
混乱の中、ゾンビ犬がアリスを襲う。追いつめられたアリスは、無意識のうちに一撃で敵を倒してしまう。戦闘員だった記憶はなくとも、戦う術は体が覚えていたのである。その頃、マットはハイブの秘書だった妹リサ(ヘイケ・マカッシュ)のアンデッドに襲われていた。間一髪、アリスが駆けつけ、彼を救う。
そして、マットは恐るべき事実を明かす。彼はアンブレラの違法な研究開発を告発するため、極秘裏に開発されていたウィルスを証拠品として入手するため。リサを潜入させていたのだ。動揺するアリス。甦った記憶の断片は、ウィルスをリサに売り渡そうとしていたのが自分であることを示していた。
洋館地下の扉が閉まるまでのタイムリミットは1時間を切っていた。アンデッドの大軍をかわして脱出するルートを探すにはクイーンを再起動するしかない。出口を目指すアリスたち。だが、圧倒的多数のアンデッドたちが次々と襲いかかる…。
■監 督
ポール・W・S・アンダーソン
■製 作
ポール・W・S・アンダーソン
ジェレミー・ボルト
ベルント・アイヒンガー
サミュエル・ハディダ
■製作総指揮
ヴィクター・ハディダ
ダニエル・クレツキー
ロバート・クルツァー
岡本吉起
■脚 本
ポール・W・S・アンダーソン
■撮 影
デヴィッド・ジョンソン
■音 楽
マリリン・マンソン
マルコ・ベルトラミ
■出 演
『アリス』
ミラ・ジョヴォヴィッチ(岡寛恵)
『レイン』
ミシェル・ロドリゲス(高山みなみ)←「SWAT」にも出てきた人
『マット』
エリック・メビウス(内田夕夜)
『スペンス』
ジェームズ・ピュアフォイ(山路和弘)
『カプラン』
マーティン・クルーズ(小森創介)
『ワン』
コリン・サーモン(玄田哲章)
相沢正輝
山像かおり
石塚理恵
大前 茜
谷 昌樹
桐本琢也
大坂史子
千鳥絹子
赤城 進
斉藤次郎
横島 亘
徳光由未
三宅健太
風間秀郎
PR