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金曜ロードショー 「インビジブル」

金曜ロードショー 「インビジブル」

【解説・みどころ】
<インビジブル:[名詞] ― 目に見えないもの>

時は20世紀末、オランダ出身の映画監督ポール・バーホーベンは、ハリウッドにて見えないものをあえて映像化するという大胆な挑戦を行っていた。

バーホーベン監督といえば、06年にナチス占領下のオランダを舞台にしたサスペンス映画『ブラックブック』をヒットさせ、ほかにも『ロボコップ』(87年)、『トータル・リコール』(90年)、『氷の微笑』(92年)、『ショーガール』(95年)、『スターシップ・トゥルーパーズ』(97年)といったライナップからも分かるように、作品には必ずバイオレンス、セックス、ブラック・ユーモアを取り込み、独自の映画理念を崩さない鬼才として知られている。その鬼才がVFXを駆使し、ひとりの俳優を消し去ってしまったのだ。

消された男の名はケビン・ベーコン。03年の『ミスティック・リバー』で数々の賞にノミネートされた個性派俳優は、本作で国家最高機密のプロジェクトに参加し、人間を透明にする“透明人間化プログラム”の実験台となる科学者セバスチャンを演じている。しかし、そこはバーホーベン作品。物語は一筋縄ではいかない。なんと、セバスチャンは透明人間になることには成功するが、その後元の姿に戻れなくなってしまうのだ。映画の半分以上を透明人間でいることを余儀なくされたベーコンは、体中に特殊塗料を塗り、特殊な入れ歯、ウィッグをかぶり、スクリーンに映し出すシルエットと動きだけを撮影するといった、通常の撮影の数倍の労力と精神力を費やし、息苦しく不快という史上“最悪”の主役に挑んだのだ。06年に公開されたスパイク・リー監督による『インサイドマン』で、銀行強盗役は映画のほぼ全編を覆面姿で通すという話を聞いたデンゼル・ワシントンが、クライブ・オーエンにその役を譲ったというエピソードからも読み取れると思うが、俳優にとって顔だけでなく、姿までも映らない役というのがどれほどリスクの高いものかを考えてみてほしい。

そんな受難を背負った主人公の元恋人であり、息の合ったパートナー、リンダには『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞主演女優にノミネートされたエリザベス・シュー。美しく、逞しく、かつインテリという、ハーバード大学出の彼女にはまさにハマり役となっている。また、リンダの現在の恋人でありセバスチャンの仕事仲間かつライバルのマット役には、今年のアカデミー賞で話題をさらった『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリン。決して一番になれないちょっと頼りない男を演じている。

透明人間となり、誰にも姿や行動を見られなくなったとき、人はどう振舞うのか――。
女性の部屋に侵入して乱暴をしたり、子供を脅かしたり、邪魔者を排除しようとしたりするセバスチャンの暴走行為は一見狂気の沙汰とも思えるが、実際に同じことが自分の身に起きた場合、モラルなど守っていられるのだろうか?
そういう意味では、あらゆる人間の中に潜んでいる“インビジブル(見えない)”な本質こそが、本作の描く一番の恐怖なのかもしれない。

もし、あなたが透明人間になったらどうするか、考えてみてください……。


【ストーリー】
目標は人間を透明にすること。
天才肌の科学者セバスチャン・ケイン(ケビン・ベーコン)が率いる研究プロジェクトの7人は国家最高機密に属し、人間を透明にし、さらに元の姿に戻そうという目標達成のため、日中夜特殊研究に励んでいる。自信家で傲慢なセバスチャンは生物を透明化する血清を発見しており、動物を透明にするところまではすでに成功している。しかし、人体を透明化するあと一歩がなかなか見つけられないでいる。
科学者のリンダ・マッケイはそんなセバスチャンの右腕であり、かつ昔の恋人でもある。リンダは、研究と自分の栄光のことしか頭にないセバスチャンと別れ、現在は同じ研究プロジェクトのマット(ジョシュ・ブローリン)と恋人関係になっているが、彼女に未練が残るセバスチャンはふたりが付き合っていることを知らない。

ある日、セバスチャンは人体の透明化に成功する。いや、正確にいえば透明化のプロセスでもっとも困難とされていた、透明化された体を元の姿に復元する方法をつきとめたのだ。本来ならばこの世紀の発見を上司である国防総省のクレイマー博士(ウィリアム・ディベイン)に真っ先伝えるところだが、国防総省に手柄を横取りされ、研究を終わりにさせられることを恐れたセバスチャンは、上層部に虚偽の報告をし、自ら実験台に名乗りでて研究の成果を試すことにした。危険を孕んだ実験に反対する仲間たちを押し切り、人体実験の被験者になるセバスチャン。
固唾をのみながら見守る一同の心配をよそに、実験は成功してセバスチャンは透明人間となった。透明になった彼はちょっとしたいたずら心がわきあがり、眠っているサラの体を触ったり、トイレで用を足している同僚のジャニス(メアリー・ランドル)を脅かしたりして楽しんでいた。そして、誰からも見られていないという究極の自由の味に徐々に酔いしれていった。

実験から3日後、セバスチャンは元の体に戻るための血清を注入された。しかし、あろうことか、体は元には戻らない。成功と思われていた実験は失敗だったのだ。10日経っても透明人間のままの状態が続くセバスチャンは苛立ちを露わにし、監禁状態に近かった研究所から無断で抜けだし自宅へと戻る。すると、いつも窓越しに着替えを覗き見していた隣人女性の姿が目に入る。彼は透明人間だということを利用してこの家に侵入し、あろうことか女性を暴行してしまう。さらに、かつての恋人だったサラが自分より能力の劣るマットと付き合っていることを知り、怒りを爆発させる。また、一生鏡に自分の姿が映らないという絶望が、研究所の仲間たちへの憎悪と変わっていく。手が付けられなくなってしまったセバスチャンをなんとかしようと、サラとマットは上司のクレイマーにセバスチャンの現状を報告する。しかし、セバスチャンは神がかった力を奪われることを恐れ、とんでもない行動に出る――。

人間凶器と化した透明な天才科学者と、彼の暴走を止めようとする研究員たち。地下の研究所では恐るべき闘いが繰り広げられていた。


【キャスト・スタッフ】
<監督>
ポール・バーホーベン
<製作>
ダグラス・ウィック
アラン・マーシャル
<ストーリー>
ゲーリー・スコット・トンプソン
アンドリュー・W・マーロウ
<脚本>
アンドリュー・W・マーロウ
<製作総指揮>
マリオン・ローゼンバーグ
<撮影監督>
ジョスト・バカーノ A.S.C.
<美術>
アラン・キャメロン
<衣装>
エレン・ミロジェニック
<編集>
マーク・ゴールドブラット A.C.E.
<音楽>
ジェリー・ゴールドスミス
<シニア・ビジュアル・エフェクツ・スーパーバイザー>
スコット・E・アンダーソン


<リンダ・マッケイ>
エリザベス・シュー(田中敦子)
<セバスチャン・ケイン>
ケビン・ベーコン(安原義人)
<マシュー(マット)・ケンジントン>
ジョシュ・ブローリン(宮本充)
<サラ・ケネディ>
キム・ディケンズ(水谷優子)
<カーター・アビー>
グレッグ・グランバーグ(星野充昭)
<フランク・チェイス>
ジョーイ・スロトニック(牛山茂)
<ジャニス・ウォルトン>
メアリー・ランドル(高乃麗)
<クレイマー博士>
ウィリアム・ディベイン(たかお鷹)
<隣人女性>
ロナ・ミトラ(野村須磨子)
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木曜洋画劇場「ブレイド2」

木曜洋画劇場「ブレイド2」
ヴァンパイアと人間との間に生まれたヴァンパイア・ハンター、ブレイドの活躍を描くスーパー・アクション・シリーズ第2弾!(2002年/アメリカ)
前作に引き続きウェズリー・スナイプスが好演。共演は「D-TOX」のクリス・クリストファーソン、「スターリングラード」のロン・パールマンら。今回最大の見せ場となる、ブレイドと敵のスーパー・ヴァンパイア“死神族(リーパーズ)”との超絶なアクションシーンは必見!

出演
ウェズリ-・スナイプス、クリス・クリストファーソン、ノーマン・リーダス、レオノア・ヴァレラ


2002年
(監督)
(出演) アメリカ
ギレルモ・デル・トロ
ウェズリ―・スナイプス
---------声の出演 :大塚明夫
クリス・クリストファーソン
---------声の出演 :大塚周夫
ノーマン・リーダス
---------声の出演 :平田広明
レオノア・ヴァレラ
---------声の出演 :沢海陽子


ヴァンパイアと人間との間に生まれた混血のヴァンパイア、ブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、武器発明の天才・スカッド(ノーマン・リーダス)を相棒にヴァンパイア・ハントを続けていた。ある日ブレイドは、死んだはずのかつての相棒・ウィスラー(クリス・クリストファーソン)がヴァンパイアに囚われていることを知り、彼を救出して3人のチームを組む。
そんな中、ブレイドのもとに宿敵ヴァンパイア、ダマスキノスの娘ニッサ(レオノア・ヴァレラ)がやってきて休戦を持ちかけてくる。それは、かつてない最強の敵が出現したことを意味していた。最強の敵とは、スーパー・ヴァンパイア“死神族(リーパーズ)”。
リーパー菌に冒された彼らは、超人的な運動能力とパワーを備え、ひたすら血を吸い尽くし、旧世代ヴァンパイアをも餌食にしてしまうのだった。そんな強大な敵を前にブレイドはダマスキノスとチームを結成し、リーパーズ撃退に乗り出す。
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日曜洋画劇場「ブロークン・アロー」

日曜洋画劇場「ブロークン・アロー」
話題作「レッドクリフ」の監督ジョン・ウーがハリウッドで実現したアクション超大作。核弾頭をめぐり、ジョン・トラボルタとクリスチャン・スレーター2大キャストが激突!
奪い去られた2発の核弾頭をめぐり、ハリウッドの2大キャスト、ジョン・トラボルタとクリスチャン・スレーターが様々な感情に引き裂かれながら、壮絶な死闘を繰り広げる!巨匠ジョン・ウーが、ハリウッドだからこそ実現できた前人未到の究極アクション超大作。

出演
クリスチャン・スレイター ジョン・トラヴォルタ サマンサ・マシス ジャック・トンプソン

スタッフ
グレアム・ヨスト ジョン・ウー


【ストーリー】
パイロットのディーキンス少佐(ジョン・トラボルタ)とヘイル大尉(クリスチャン・スレーター)は、核弾頭を搭載したB-3戦闘機“スピリット7”でユタへ向かっていた。
ところが飛行中、ヘイルはよき先輩と信頼していたディーキンスから突然、拳銃を向けられた挙句、非常脱出装置のボタンを押され、機外に放り出されてしまう。
その後、ディーキンスは2発の核弾頭を投下すると、「ヘイルがおかしくなった」と基地に無線でウソの報告を行い、機外に脱出。機体はキャニオンランズ国立公園内の砂地に墜落した。ディーキンスの連絡により、ペンタゴン本部はヘイルを主犯として捜索を開始する。
だが、ヘイルは国立公園の敷地内に落下し、女性監視員テリー(サマンサ・マシス)に出会い、ディーキンスの追跡に協力してほしいと頼んでいた…。
一方、ユタの基地から捜査にやって来たロウズ中佐(ヴォンディ・カーティス・ホール)と部下ケリー(ハウィー・ロング)ら4人は、岩場の裂け目に核弾頭を発見する。だが、そのとき、頭上から銃弾が浴びせられたのだ…!
ディーキンスには、ブリチェット(ボブ・ガントン)を筆頭に、5人の共犯者がいた。しかも、ケリーも一味だった。ディーキンスは核弾頭をトラックに回収すると、コロラド川に向かう。
まもなく、ヘイルの生存を知ったディーキンスは、部下に殺害を命じる。
そんな中、ヘイルとテリーはなんとか敵のトラックを奪い、近くの廃坑に逃れる。しかし、核弾頭の起爆タイマーが作動したため、地下600メートルの坑道で爆発させようとする。そこに悪党一味が到着。激しい銃撃戦の末、ディーキンスは1基の核弾頭を奪い、廃坑を立ち去った。
やがて、残された核弾頭が爆発。ヘイルとテリーは間一髪で脱出するが、犯人グループは逃亡した後だった。
彼らは、2億5千万ドルを寄越さなければソルトレイク・シティを爆破すると政府を脅迫した。ヘイルは貨物列車で移動する一味を急襲するのだが…。

【スタッフ・キャスト】
■監    督
ジョン・ウー

■脚    本
グラハム・ヨスト

■撮    影
ピーター・レビー

■音    楽
ハンス・ジマー

■編    集
ジョン・ライト
スティーブ・マーコビッチ
ジョー・ハットシング

■特殊効果スーパーバイザー
ジョン・リチャードソン

■視覚効果スーパーバイザー
ドン・ベイカー

■武器担当
ロバート・“ロック”・ガロッティ

■プロダクション・デザイナー
ホルガー・グロス

■製    作
マーク・ゴードン
ビル・バダラート
テレンス・チャン

■製作総指揮
クリストファー・ゴッドシック
ドワイト・リトル
 
■出    演
『ディーキンス』
ジョン・トラボルタ(家中 宏)

『ヘイル』
クリスチャン・スレーター(猪野学)

『テリー』
サマンサ・マシス(玉川紗己子)

『ウィルキンズ』
デルロイ・リンド(佐々木梅治)

『プリチェット』
ボブ・ガントン(千田光男)

『プレンティス』
フランク・ホェーリー(佐久田修)

『ケリー』
ハウィー・ロング(斎藤志郎)

『ロウズ』
ヴォンディ・カーティス・ホール(小室正幸)

『ジョンソン』
ヴィトー・ルギニッシ(大黒和広)

『ベアード国防省長官』
カートウッド・スミス(円谷文彦)

『統合参謀本部長官』
ジャック・トンプソン(大木民夫)
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金曜ロードショー 「オーシャンズ11」

金曜ロードショー 「オーシャンズ11」
「組むか、組まないか?」11人の男たちが前代未聞の金庫破りに挑戦する!スマートでスタイリッシュな犯罪ドリームチームが不可能を可能にする!
窃盗犯のダニー・オーシャンは刑務所で服役中に新たな犯罪の構想を練っていた。そして4年の刑期を終え、仮釈放されると同時に頭の中で描いていたシナリオを実行に移す。その構想とは、ラスベガス大通りの地下200フィートに埋められた巨大金庫から1億5000万ドルを盗みだすという前代未聞・大胆不敵なものだった。はたして金庫は破れるのか?1億5000万ドルもの大金をどうやって運び出すのか・・・!?

出演
ジョージ・クルーニー  ブラッド・ピット  マット・デイモン  アンディ・ガルシア  ジュリア・ロバーツ  ドン・チードル 

スタッフ
スティーブン・ソダーバーグ テッド・グリフィン


【解説・みどころ】

『オーシャンズ12』、『オーシャンズ13』と、シリーズごとにパワー・アップを続ける『オーシャンズ』シリーズ。その大元となっているのが本作、『オーシャンズ11』。
注目はなんといっても豪華スターたちの共演につきるのだが、ことのすべてはジョージ・クルーニーとスティーヴン・ソダーバーグ監督が共同で設立した制作会社、プロダクション・エイトに企画が持ち込まれたことから始まった――。

企画を目にして大ノリ気だったクルーニーとソダーバーグは、作品を最高の形で映画化するには金銭的に無理があることに気がつく。それというのも、登場人物のほとんどが主役級の役割をはたす特殊な物語だったからだ。しかし、そこはハリウッドきっての人気者ジョージ・クルーニーと、役者ならば誰もが一度は仕事をしたいと願う天才監督スティーヴン・ソダーバーグ。大物キャスト全員が「ソダーバーグが監督をするのなら」、「クルーニーの頼みなら」と、普段のギャラよりも格安のお金で出演を快諾したのだ! こうして夢のプロジェクトは開花した。

メガホンを握るのはもちろん、スティーヴン・ソダーバーグ。『トラフィック』と『エリン・ブロコビッチ』でオスカー史上2度目となるダブルノミネートをはたし、『トラフィック』で監督賞を獲得したアカデミー賞の常連で、5月のカンヌ国際映画祭ではコンペ部門にチェ・ゲバラの半生を描いた超大作『チェ』(公開は『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳 別れの手紙』の2部作になることが決定)を出品し、主演のベニチオ・デル・トロが男優賞を受賞して話題を集めている。

ソダーバーグ監督の指揮の元に集結した最強の強盗集団のリーダーは、ダニー・オーシャンを演じるジョージ・クルーニー。今年のアカデミー賞では『フィクサー』で主演男優賞にノミネートされ、06年には『シリアナ』で助演男優賞を受賞している、今のハリウッドでもっとも影響力のある人物のひとりだ。このダニーの右腕には、劇中つねに食べ物を口にしているという細かい演出がヒカるブラッド・ピット。昨年のヴェネチア国際映画祭では『ジェシー・ジェームズの暗殺』で主演男優賞を受賞し、この秋アメリカで公開された、クルーニーとともに出演するコーエン監督の新作“Burn After Reading”もボックス・オフィス1位に輝き大ヒットを収めた。プライベートでも妻のアンジェリーナ・ジョリーとの間に双子を儲けるなど、話題に事欠かないスーパー・セレブだ。そして、ダニーが探しだしたその道のエキスパートたちには、爆破のプロ、バシャーを演じる『ホテル・ルワンダ』のドン・チードルや、『ボーン』シリーズで知られるマット・デイモン。さらに、オーシャンと仲間たちが狙う金庫のオーナーであり、ラスベガスの帝王であるベネディクトには『ゴッド・ファーザーPART III』のアンディ・ガルシア、オーシャンと離婚寸前の妻には紅一点ジュリア・ロバーツと超豪華。どこをとっても一流の作品。これが面白くないわけがない!

裏のみどころとして付け加えておきたいのが、本作が生んだハリウッドの交友関係だ。『オーシャンズ11』の撮影で友情を育んだジョージ・クルーニーとブラッド・ピットは今では大の仲良し。さらに、ふたりはマット・デイモンを弟分のように可愛がり、機会があるごとに劇中のライナス同様、デイモンをいじって笑いを取っている。そんなふたりが力を入れていたのが、マット・デイモンを米ピープル誌の「最もセクシーな男」に選出しようという大々的なキャンペーンだった。ことあるごとに、マットがいかにセクシーかをアピールし続けてきたふたり(半分はウケ狙いだったが)。その甲斐あってか昨年、6年の時を経て、ようやくマット・デイモンが「最もセクシーな男」に選ばれ、このキャンペーンは終了した。

ひとつ残念なのが、プロのカード・ディーラー、フランク・カットンを演じたバーニー・マックが今年の7月に50歳という若さで他界してしまったこと。フィルムに残された彼の才能を、この機会に改めて確認したい。


【ストーリー】
窃盗犯のダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は刑務所で服役中に新たな犯罪の構想を練っていた。そして4年の刑期を終え、仮釈放されると同時に頭の中で描いていたシナリオを実行に移す。その構想とは、ラスベガス大通りの地下200フィートに埋められた巨大金庫から1億5000万ドルを盗みだすという前代未聞・大胆不敵なものだった。

オーシャンが最初にコンタクトを取ったのは古くからの友人であるトランプ師のラスティ(ブラッド・ピット)。実戦派のラスティは、オーシャンの計画を実行するにはその道のプロを集める必要があると判断し、ふたりは早速スカウトを始める。そして集められたのが、プロのカード・ディーラーのフランク(バーニー・マック)、豊富な資金力を持つ元カジノ・オーナーのルーベン(エリオット・グールド)、爆破の達人バシャー(ドン・チードル)、黄金の指を持つスリの達人ライナス(マット・デイモン)、メカと車の達人バージル(ケイシー・アフレック)とターク(スコット・カーン)兄弟、引退した元詐欺師ソール(カール・ライナー)、配線・コンピュータのプロ、リビングストン(エディー・ジェイミソン)、アクロバットの達人イエン(シャオポー・クィン)の9人だった。

この11人のプロたちが狙うは、ホテル王ベネディクト(アンディ・ガルシア)が経営する3つのカジノの売上金が集約される地下金庫。男たちは、警備が手薄になるボクシングのヘビー級王座決定戦の日を実行日に定め、いかにして厳戒な警備を破り、ホテルの隅々まで目を光らせるベネディクトを欺くかを何度もシュミレーションする。

しかし、オーシャンがベネディクトの金庫に目をつけたのには、もうひとつ別の理由があった。それは、ベネディクトの現在の恋人が、自分とは離婚寸前の愛する妻テス(ジュリア・ロバーツ)だということ。オーシャンは大金とともに、ベネディクトに気持ちが傾いている妻テスのハートも取り返そうとしていたのだ。

さまざまなトラブルや仲間割れにみまわれながら、なんとか決戦の日を迎えたオーシャン率いる仲間たち。ひとりのミスも許されない。はたして金庫は破れるのか? 1億5000万ドルもの大金をどうやって運びだすのか? 妻は取り戻せるのか?
いざ、決戦へ!


【スタッフ】
<監督>
スティーヴン・ソダーバーグ
<脚本>
テッド・グリフィン
<製作>
ジェリー・ワイントローブ
ハリー・ブラウン&チャールズ・レダラーの
脚本に基づく
<原案>
ジョージ・クレイトン・ジョンソン
ジャック・ゴールデン・ラッセル
<製作総指揮>
ジョン・ハーディー
スーザン・イーキンズ
ブルース・バーマン
<撮影>
ピーター・アンドリューズ
<美術>
フィリップ・メシーナ
<編集>
スティーブン・ミリオン
<音楽>
デイビッド・ホルムズ
<衣装>
ジェフリー・クアランド
<共同製作>
R・J・ルイス

【キャスト】
<ダニー・オーシャン>
ジョージ・クルーニー(磯部勉)
<フランク・カットン>
バーニー・マック(銀河万丈)
<ラスティー・ライアン>
ブラッド・ピット(堀内賢雄)
<ルーベン・ティシュコフ>
エリオット・グールド(内海賢二)
<バージル・モロイ>
ケイシー・アフレック(村治学)
<ターク・モロイ>
スコット・カーン (吉田信幸)
<リビングストン・デル>
エディー・ジェイミソン(田原アルノ)
<イエン>
シャオボー・クィン(樫井笙人)
<ソール・ブルーム>
カール・ライナー(宮田耕生)
<ライナス・コールドウェル>
マット・デイモン(桐本琢也)
<テリー・ベネディクト>
アンディ・ガルシア(大塚芳忠)
<テス・オーシャン>
ジュリア・ロバーツ(勝生真沙子)
<バシャー・ター>
ドン・チードル(檀臣幸)
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木曜洋画劇場「ジョンQ 最後の決断」

木曜洋画劇場「ジョンQ 最後の決断」
“息子の命は、俺が救う--”息子の病を治療すべく、拳銃を手に病院を占拠した男の姿を描いた社会派ヒューマンドラマ。(2002年/アメリカ)
揺らぐ医療保険制度やリストラなどの社会問題に鋭く切り込んだ、サスペンスフルながらも感動的なストーリーが好評を博した。会社にも国にも見捨てられ、それでも必死に息子を救おうとする父親を、「アメリカン・ギャングスター」の名優デンゼル・ワシントンが熱演。

出演
デンゼル・ワシントン(「アメリカン・ギャングスター」)、ロバート・デュバル(「地獄の黙示録・特別完全版」)、ジェームズ・ウッズ(「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」)、アン・ヘッシュ(「6デイズ/7ナイツ」)

スタッフ
【監督】ニック・カサベテス

 工場労働者のジョン(デンゼル・ワシントン)は、愛する妻と息子に囲まれ、質素ながらも幸せな生活を送っていた。特に9歳になる息子のマイク(ダニエル・E・スミス)とはまるで親友のように仲が良く、ジョンにとってはかけがえのない存在だった。
ある日、マイクが野球の試合中に突然倒れ病院に搬送された。心臓外科医ターナー(ジェームズ・ウッズ)の診察により、重度の心臓病を患っていたことが判明。助かるために残された手段は、心臓移植しかないが、移植リストに名前を載せるためには大金が必要だという。ジョンは会社の医療保険で賄おうとするが、院長のレベッカ(アン・ヘッシュ)から保険は適用されないと告げられる。
加入していたはずの保険は、ジョンが正社員からパートタイマーにリストラされた際に、会社の独断でランクを下げられていたのだ。身の回りの財産を全て処分して手術費用の捻出に奔走するジョン。地域住民からの援助も受け、わずかながらも金を用意する。しかし病院理事会は無情にもマイクの退院を勧告。万策尽きたジョンは、拳銃を手についに最後の手段に出る。



JOHN Q

突如起こった病院立てこもり事件
犯人の名は、ジョンQ
要求は最愛の息子を救うこと
格差社会の谷間に落ちた父親の悲痛な叫びは
やがて世間を巻き込んだかつてない事件へと発展する
アカデミー俳優競演でおくる感動の社会派サスペンス。

2002年
(監督)
(出演) アメリカ
ニック・カサベテス
デンゼル・ワシントン
---------声の出演 :小山力也
ロバート・デュバル
---------声の出演 :糸博
ジェームズ・ウッズ
---------声の出演 :土師孝也
アン・ヘッシュ
---------声の出演 :日野由利加


工場労働者のジョン(デンゼル・ワシントン)は、愛する妻と息子に囲まれ、質素ながらも幸せな生活を送っていた。特に9歳になる息子のマイク(ダニエル・E・スミス)とはまるで親友のように仲が良く、ジョンにとってはかけがえのない存在だった。
ある日、マイクが野球の試合中に突然倒れ病院に搬送された。心臓外科医ターナー(ジェームズ・ウッズ)による診察により、重度の心臓病を患っていたことが判明。助かるために残された手段は、心臓移植しかないが、移植リストに名前を載せるためには大金が必要だという。ジョンは会社の医療保険で賄おうとするが、院長のレベッカ(アン・ヘッシュ)から保険は適用されないと告げられる。
加入していたはずの保険は、ジョンが正社員からパートタイマーにリストラされた際に、会社の独断でランクを下げられていたのだ。身の回りの財産を全て処分して手術費用の捻出に奔走するジョン。地域住民からの援助も受け、わずかながらも金を用意する。しかし病院理事会は無情にもマイクの退院を勧告。万策尽きたジョンは、拳銃を手についに最後の手段に出る。
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