日曜洋画劇場 タイムマシン
1899年ニューヨーク。大学助教授のアレクサンダー・ハーデゲン、通称アレックス(ガイ・ピアース)は、数式を書いていると恋人エマ(シエンナ・ギロリー)とのデートも忘れてしまうほど一直線な青年。そんなアレックスを親友のフィルビー(マーク・アディー)と住み込み家政婦のウォチット夫人(フィリダ・ロー)はほほえましく見守りつつも、心配している。
ある夜、公園でエマにプロポーズしたアレックス。しかし、人気のない場所だったことが災いし、強盗に襲われてしまう。有り金全部と時計、手袋まで差し出したアレックスだったが、エマに贈った指輪だけは盗られたくないと抵抗。おかげでエマは強盗に射殺されてしまう。
4年後、悲しみに沈むアレックスは、人を寄せ付けず研究室にこもってひたすら数式と格闘する仕事人間へと変身していた。その成果として、ついにタイムマシンが完成。アレックスは過去へと向かう。
向かった先はもちろん、あの悲しい事件が起きた4年前のあの日。アレックスは公園を避けて強盗から逃れるが、今度はエマは車にはねられて死んでしまう。
なぜ、過去は変えられないのか!?
アレックスはその秘密を探るために今度は未来へと旅に出る。
そんな彼がたどり着いた先は2030年。そこでは月に爆弾を仕掛けて地下居住地を開発しようとする企業が、月での生活を盛んにアピールしていた。ふと市立図書館に立ち寄ったアレックスは、全世界のデータベースとリンクし、あらゆる情報を提供する「フォトニック(光量子)」のヴォックス(オーランド・ジョーンズ)と出会う。そのヴォックスからタイムトラベルについての情報を得ようとするアレックスだが、そんなものはSFの世界にしか存在しない、という答えしか得られない。
仕方なくアレックスは数百年先を目指すが、突然タイムマシンに衝撃が走る。驚いて彼が止めたところは、2037年のニューヨーク。月面の爆破によって軌道がずれ、月が崩壊を始めているという。衝撃はそのためだったのか!あわててタイムマシンで逃げようとしたアレックスだったが、衝撃で頭を打ち失神。その間にとんでもない先の未来にまで行ってしまう。
気がついたアレックスの目の前に広がった世界。西暦80万数千年の地球とは…?
■監 督
サイモン・ウェルズ
■脚 本
ジョン・ローガン
■原 作
H.G.ウェルズ
■製 作
ウォルター・F・バークス
デビッド・バルデス
■撮 影
ドナルド・M・マカルピン
■美 術
オリバー・スコール
■編 集
ウェイン・ワーマン
■音 楽
クラウス・バデルト
■製 作 補
デビッド・V・レスター
■出 演
『アレクサンダー・ハーデゲン』
ガイ・ピアース(東地宏樹)
『マーラ』
サマンサ・マンバ(高橋理恵子)
『ケイレン』
オメロ・マンバ(近藤玲子)
『ウーバー』
ジェレミー・アイアンズ(西本裕行)
『ヴォックス』
オーランド・ジョーンズ(高宮俊介)
『フィルビー』
マーク・アディー(仲野裕)
『ウォチット夫人』
フィリダ・ロー(瀬畑奈津子)
『エマ』
シエンナ・ギロリー(小林さやか)
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